第3章 その判断は自分自身で(2)

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「く…よりによってファングか…。」
主というものは動かない、いや待ち構えているという表現が正しいか。
強さとしてそれを凌ぐのに、主と呼ばれない…ファングバンサーは、
ハンターを狩るハンターという認識に近い。

修了任務といい、今までの地域ではファングバンサーの目撃情報がなかった。
それほど遭遇率が少ないものの、比較的難易度の低い地域とされる
このナベリウスでは、度々局地的な大規模作戦によって討伐が促される。

大人数で何とか倒そうって相手を俺一人で倒せるわけがない。
ここは退くしかないだろう。

踵を返そうとした時、恐らく木の枝を踏んでしまい音を立てたのだろう、
それまで視界に入っていなかったファングバンサーに気付かれてしまった。

くそっ!と言う間もなく迎撃の態勢に入る。
背中を見せたら一溜まりもない。
少しずつ間合いを取って、その間に救援要請を出そう…

その判断を察したか、ファングバンサーは勢いよく飛び出し、俺との距離を縮めてきた。
得物であるフルシリンダーでファングバンサーの顔周辺に弾をばら撒いてみたが、
一向に勢いがなくなる様子はない。このままでは接近戦になってしまう。

「本部、聞こえるか!現在ファングバンサーと戦闘中!」
本部へ通信を行ったが、あまり良い返答ではなかった。
現在、該当地域近辺にアークスはいないようだ。
その代わりとして、航空支援を行うそうだ。

木の幹を盾にしながら、できるだけ狭い道を選ぶ。
突進されては回避のしようがない。
それでもなおファングバンサーは飛びかかって来たが、
間一髪それを避け、目の前の大木に激突するファング…それを尻目に全速力で逃げる。

本部から再度通信が来た。
「試験運用中のガトリングアーチを転送する。何としても迎撃しろ。」
この状況で反撃しろというのか。

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