第2章 疑わしき歴史

story_2
ダーカー襲来の修了任務から数日後のことである。

はじめから激戦区に飛ばされることはなく、
かと言って他の惑星に行くこともなく、ただ偵察任務を行う日々である。

ある程度の評価に達するまでは、似たような任務となるだろう。
今までこなした任務とすれば、指定標本の回収、地表サンプルの採掘くらいだ。
ああ、あとコンテナの輸送もあったか。

評価を得るためには、地道に偵察任務などに就くか、
指定されたミッションを大きな戦果によってクリアするかだが
当然俺は前者だ。修了任務を振り返れば火を見るより明らかだろう。

まだまだ評価が足りうるのは当分先の話だな、と一人反省しながら、
ベッドやロッカー以外の家具のない、まだ生活感のない自室へと戻った。


翌日、新たな依頼を受けるべくクエストカウンターに向かった。
真新しいものはほとんどない。
命の危険を感じながら、それでも毎日同じことの繰り返しなのかと溜息を付いた。
…これでは以前と変わらないではないか。

数十の依頼を流し読みしているとこれは、と思うものがあった。
「地表サンプルの採掘」件名自体は以前のものと変わらないかと思ったが、
依頼内容が「気候調査」ということに興味を持ったからだ。

と言うのも、ナベリウスという惑星は立っているだけで汗が滲むほど暑いのだ。
それにも関わらず、遠方には雪山が見える。
興味と疑念を持ちながらも、まだ立ち入り許可が得られずにいる。
またこれほどの気候変化がある地域なのに情報がほとんどない。

依頼主が学者ということで、その辺の情報を知っているかもしれない。
どうせ変わり映えしない任務に就くなら、何か聞いてみてもいいだろう。

依頼を受注すると、依頼主が待ち受けるショップ区画へと向かった。

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